数年前に初めてのSUV、新型ヴェゼルを購入し、その後短期間で手放し、マツダCX-5を購入した。
昨今ではSUVが非常に人気で、恥ずかしながら私もそれに乗っかってしまっているが、ミニバンやセダンが好きではない私にとっては、必然的な選択となってしまっている。
2度のSUV購入に際し、多くの車種を比較・検討したため、本記事ではそのうちの検討材料の一つ、ボディサイズについて備忘録も兼ねてまとめている。
ちなみに、あくまで私が(ディーラーや展示会等で)間近で見た、試乗したもののみをまとめているため、例えばスバル/スズキの車種や、ニッサンでもkicks等は載せていないのであしからず。
ボディサイズ一覧表
さて、さっそくだが以下の通りである。
メーカ | 車名 | 全長[mm] | 全幅[mm] | 全高[mm] |
トヨタ | ハリアー | 4,740 | 1,855 | 1,660 |
RAV4 | 4,600-4,610 | 1,855-1,865 | 1,685-1,695 | |
カローラクロス | 4,490 | 1,825 | 1,620 | |
ヤリスクロス | 4,180-4,200 | 1,765 | 1,580-1,590 | |
ライズ | 3,995 | 1,695 | 1,620 | |
ホンダ | ZR-V | 4,570 | 1,840 | 1,620 |
ヴェゼル | 4,330 | 1,790 | 1,580-1,590 | |
WR-V | 4,325 | 1,790 | 1,650 | |
ニッサン | エクストレイル | 4,660 | 1,840 | 1,720 |
マツダ | CX-60 | 4,740 | 1,890 | 1,685 |
CX-8 | 4,935 | 1,845 | 1,730 | |
CX-5 | 4,575 | 1,845 | 1,690 | |
CX-30 | 4,395 | 1,795 | 1,540 |
各項目において、値が大きいtop3を赤太字、小さいtop3を青太字で表現している。
ボディサイズ比較と評価
まず全長についていえば、やはり3列シートのCX-8が頭一つ抜けて大きい(長い)ことが分かった。
まぁ外観からして長いし、予想通りといったところ。
他にはマツダのラージ群と言われる大型SUV、CX-60とトヨタの高級SUV、ハリアーの2車種が次いで大きいことが分かる。
気になるのはエクストレイルである。
グレードによって3列シート(7人乗り)が選べる当車両は、全長4,660mmに留まった。
RAV4より長いと言われたらまぁ余裕はありそうな気はするが、ZR-Vと90mmしか変わらないと思うと、”どうやって3列を?”とは思ってしまう。
3列シートの新型エクストレイル実車両を見たことがないので、この点は非常に気にはなる。
一方、全長が短い車両については、トヨタのコンパクトSUVであるヤリスクロスとライズ、ホンダの新型車両WR-Vとなっている。
ライズは予想通りだったがそれでも4,000mmを切るサイズとなると非常にコンパクトであると感じる。
ちなみに後席は、個人的にはそこまで狭さを感じない。
意外だったのはヤリスクロス。
WR-Vやヴェゼルとほぼ同等だと思っていたが、意外に差があった。
事実、後席の広さで言えばWR-V/ヴェゼルに圧倒的に劣るヤリスクロスは、この点が起因していると言える。
次に全幅。
これは言わずもがなCX-60が圧倒的。
数度試乗したことはあるが、相当に車幅を感じた。
次いでハリアーとRAV4が続く。
とはいえ、その他SUVもミドルクラスであれば1840-1845mmが多いため、極端に大きく感じることはないと思われる。
事実、CX-5オーナーである私が知人のハリアーを運転したことはあるが、大きさという観点で言えば、そこまで差を感じなかった。
全幅が小さい(幅が狭い)車両で言えば、これまたヤリスクロスとライズが挙げられ、次いでヴェゼルとWR-Vとなる。
このあたりはコンパクトSUVとして妥当な結果であると言える。
最後に全高。
ルーフレールがあるCX-8と、旧型でも背が高かったエクストレイルが、それぞれ1,700mmを超えるサイズとなった。
次点ではRAV4が挙げられる。
全高が高いと目線が高かったり、最低地上高が高かったりする車両が多いので、そのあたりを好む人には要注目ポイントと言える。
一方で、その全高の低さでここで急に台頭してきたのがCX-30。
コンパクトサイズながら、全長/全幅共にこれまで上がってこなかったが、ここでいきなり最も全高が低い車両としてランクインしてきた。
たしかに当該車両はその数字通りの見た目をしていて、良く言えばシティ派SUV、スマートといった言葉が当てはまるが、一方で、コンパクトカーと同等とも言えてしまうので、この辺りは好みがわかれるところだろう。
次いで、ヤリスクロスとヴェゼルが全高が低いという結果となり、これまで”値が小さい”常連であったライズは1,620mmと、ミドルクラスのZR-Vと同じサイズであることが分かった。
これはライズの背が高いともいえるし、ZR-Vの背が低いともいえる。
事実、この数字を反映してか、ZR-Vの着座位置は結構低め。
まとめ
私が間近で見た・試乗したことのある車両に限るが、各社SUVのサイズをまとめた。
結果として、ヤリスクロスは全項目において”小さい値”としてランクインしたため、そのコンパクトさが顕著となった。
一方で、トヨタのミドルクラスにあたるハリアーやRAV4は、他車と比較してもそのボディサイズは大きいことが分かった。
一方で、これら3項目のうち、例えば全長ではCX-8、全幅ではCX-60といったように、マツダ車は特定の項目において大きい値であることも分かった。
運転のみならず、駐車やその他において重要になるボディサイズ。
購入の際にはしっかりと検討するのが吉といえる。