スノーフレイクホワイトパールマイカとロジウムホワイトプレミアムメタリックを実車で比較してみた

車のボディカラーの定番といえば、白または黒だと言って差し支えないだろう。

 

しかしながら“白”と一口に言っても、各メーカでその名称は異なる

 

白でも200色あるとかないとか(アンミカ氏談)。

 

たとえば一例を挙げるのであればトヨタでは”プラチナホワイトパールマイカ”、ホンダでは”プラチナホワイトパール”、ニッサンでは”ブリリアントホワイトパール”、ミツビシでは”ホワイトダイヤモンド”等。

 

そしてマツダの白と言えば、過去にはスノーフレイクホワイトパールマイカという名称だったが、現在ではロジウムホワイトプレミアムメタリックというカラーが追加となっている。

 

同じ白ではあるが、前者は約3万円の有料色、後者は、匠塗というマツダ独自の塗装技術を使ったものになり約5万円の有料色となっている。

 

今回、双方のにどのように違いがあるか実車で確認する機会があったので比較しみた。

 

ちなみにCX-30ではスノーフレイクのみ選択可能でロジウムホワイトは選択不可、一方でCX-5、CX-8、CX-60では逆でロジウムホワイトのみが選択可能である。

 

“匠塗” ロジウムホワイトプレミアムメタリック

 

前提として、”匠塗”からおさらいしていく。

 

後からリリースされたロジウムホワイトプレミアムメタリックはただの有料色ではない。

 

2022年に発表された本色は、マツダ独自の塗装技術である”匠塗”による特別塗装色で、同社ではソウルレッドクリスタルメタリック、マシーングレープレミアムメタリックに次ぐ3色目となる。

 

特別塗装色という名に恥じず、ソウルレッドもマシーングレーもマツダ車の中では抜群の人気を誇るカラーで、街中でもよく見かける。

 

上記2色の特徴として、陰影がはっきりしており、見る角度、光の当たり方で様々な表情を見せるという点が挙げられ、まさに私もそれに惹かれ、マシーングレーを選択した。

 

そんな中、ロジウムホワイトは白ということもあり、上記2色ほどには陰影がはっきりしにくいという点が気にはなるが、しかしながら白という大定番カラーに匠塗が追加となったのは嬉しい変更ではないかと思っている。

 

なお、個人的なボディカラーの評価(CX-5編)を以下にまとめている。

 

“マイカ”と”メタリック”

 

スノーフレイクホワイトパールマイカも元より有料色ではあったのだが、つまるところ大定番のパール系ホワイトである。

 

“マイカ”と名が付くので、塗装の中に光輝材として雲母が含まれていることになる。

 

これはいわゆる真珠系の輝きを指すカラーなので、パールマイカの名に違わぬカラーであると言っていい。

 

一方で、ロジウムホワイトプレミアムメタリックは“メタリック”の名が付き、塗装の中に光輝材としてアルミが含まれている

 

こちらはマイカとは異なり、金属的な光沢が出ると言われている。

 

カラー名称だけでいえば、スノーフレイクホワイトパールマイカは”パール系の優しい白”、ロジウムホワイトプレミアムメタリックは”金属のようなギラギラした白”という差別化になる。

 

CX-5実車で確認

 

たまたま同じお店にCX-5のスノーフレイクホワイトパールマイカ、ロジウムホワイトプレミアムメタリックがあったので比較してみた。

 

以下画像の左がロジウムホワイト、右がスノーフレイクである。

 

 

天候が曇りかつ夕方ということもあり、余計な光・反射などが入らない同条件で撮影できたと思う。

 

こう見ると、スノーフレイクは大定番の白といった印象を受ける。

 

(近づいた写真がないのが恐縮だが)近くで見るとパールっぽいキラキラ感もあった。

 

一方でロジウムホワイトはとにかく白いということがわかる。

 

水色っぽさ、銀色っぽさすら感じる、とにかく汚れのない白。

 

ホワイトといえば他社では”パール”や”マイカ”が付く名称となる場合が多いかと思うが、マツダのこの白(ロジウムホワイト)はパール感はなく、たしかに金属系の無機質な白といった印象であった。

 

匠塗なだけあって、陰影も若干ではあるが強くなっていることも写真から確認できるような気もする。

 

それぞれ単体で見ると同じ”白”ではあるが、見比べると意外と双方の特徴が分かった。

 

まとめ

 

車のボディカラーとして人気の白について、マツダの”スノーフレイクホワイトパールマイカ”と”ロジウムホワイトプレミアムメタリック”を比較した。

 

一見違いが分かりにくい双方だが、ロジウムホワイトプレミアムメタリックの方がより白く、より金属的な光沢があることがわかった。

 

金属的な光沢、ギラつきが強くなったこともあり、”匠塗”らしい陰影がスノーフレイクよりも分かりやすくなったことも特徴。

 

ただの白で終わらせない、マツダのこだわりが感じられる良いカラーだと思う。

 

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